坂祝町の下水道について

坂祝町の下水道

一般に下水の排除方法としては、汚水と雨水を同一の管で排除する合流式と、汚水と雨水を別々の管で排除する分流式とがあり、坂祝町は分流式を採用しています。
また、坂祝町の下水道は大きく分けて次の二つがあります。

下水道の種類 処理場など

農業集落排水

一色地区・黒岩地区・深萱地区・勝山地区（南東部を除く）

流域関連公共下水道

木曽川右岸流域関連公共下水道として、坂祝町を含む4市6町の下水を各務原市にある浄化センターにて処理しています。
各務原浄化センター　※岐阜県の管理施設です

坂祝町の下水道計画

下水道の整備には長い年月と膨大な費用が必要ですので、計画性と効率を重視しながら、地域にあった下水道整備を行うこととにより、全町下水道の整備を目指しています。

農業集落排水事業

一色処理施設

計画の概要

一色地区農業集落排水事業は坂祝町で4番目の農業集落排水事業として平成4年度事業着手しました。
農地が集落の下流に位置しているため、宅地からの家庭雑排水が用水路に流入し、農作物に被害を与えていました。
このような状況に対し坂祝町では、本地区における農業用水の水質保全と生活環境の整備を行い、農業生産と生活環境の向上を図るため、一色地区処理施設を建設し、平成6年4月から供用を開始しました。

所在地	坂祝町酒倉
敷地面積	644m²
汚水処理方式	JARUSⅢ型
放流先	農業用排水路～一級河川木曽川
事業期間	平成4年度～平成5年度
供用開始	平成6年4月
計画処理人口	300人
処理区域面積	12.1ha
計画処理水量	81m³/日平均
汚水管渠	管径150mm～200mm 延長約1km
予定水質	流入　BOD　200mg/l　SS　200mg/l 放流　BOD　20mg/l　SS　50mg/l

黒岩処理施設

計画の概要

黒岩地区農業集落排水事業は坂祝町で3番目の農業集落排水事業として昭和63年度事業着手しました。
農地が集落の下流に位置しているため、宅地からの家庭雑排水が用水路に流入し、農作物に被害を与えていました。
このような状況に対し坂祝町では、本地区における農業用水の水質保全と生活環境の整備を行い、農業生産と生活環境の向上を図るため、黒岩地区処理施設を建設し、平成４年4月から供用を開始しました。また、平成28年11月から処理方式をJARUSⅢ型からJARUSⅩⅣ型に変更となりました。

所在地	坂祝町黒岩
敷地面積	1,220m²
汚水処理方式	JARUSⅩⅣ型
放流先	農業用排水路～一級河川蜂屋川
事業期間	昭和63年度～平成3年度（機能強化工事：平成27年度～平成28年度）
供用開始	平成4年4月
計画処理人口	1,800人
処理区域面積	34.4ha
計画処理水量	486m³/日平均
汚水管渠	管径150mm～200mm 延長約7km
予定水質	流入　BOD　200mg/ℓ　SS　200mg/ℓ　　T-N　43mg/ℓ　T-P　5mg/ℓ 放流　BOD　10mg/ℓ　SS　10mg/ℓ　　T-N　1mg/ℓ　T-P　1mg/ℓ

西部（深萱・勝山の一部）処理施設

計画の概要

西部地区農業集落排水事業は坂祝町で2番目の農業集落排水事業として昭和60年度事業着手しました。
農地が集落の下流に位置しているため、宅地からの家庭雑排水が用水路に流入し、農作物に被害を与えていました。
このような状況に対し坂祝町では、本地区における農業用水の水質保全と生活環境の整備を行い、農業生産と生活環境の向上を図るため、西部地区処理施設を建設し、昭和63年11月から供用を開始しました。

所在地	坂祝町勝山
敷地面積	655m²
汚水処理方式	JARUSⅠ型
放流先	農業用排水路～一級河川迫間川
事業期間	昭和60年度～昭和63年度
供用開始	昭和63年11月
計画処理人口	790人
処理区域面積	34ha
計画処理水量	207.9m³/日平均
汚水管渠	管径150mm～200mm 延長約5km
予定水質	流入　BOD　200mg/l　SS　200mg/l 放流　BOD　20mg/l　SS　50mg/l

深萱第2処理施設

計画の概要

深萱地区農業集落排水事業は坂祝町で5番目の農業集落排水事業として平成5年度事業着手しました。
農地が集落の下流に位置しているため、宅地からの家庭雑排水が用水路に流入し、農作物に被害を与えていました。
このような状況に対し坂祝町では、本地区における農業用水の水質保全と生活環境の整備を行い、農業生産と生活環境の向上を図るため、深萱地区処理施設を建設し、平成8年5月から供用を開始しました。

所在地	坂祝町深萱
敷地面積	655m²
汚水処理方式	JARUSⅠ型
放流先	農業用排水路～一級河川迫間
事業期間	平成5年度～平成7年度
供用開始	平成8年5月
計画処理人口	390人
処理区域面積	19.0ha
計画処理水量	105.9m³/日平均
汚水管渠	管径150mm～200mm 延長約3km
予定水質	流入　BOD　200mg/l　SS　200mg/l 放流　BOD　20mg/l　SS　50mg/l

公共下水道事業

下水道へ接続する公共下水道

木曽川右岸流域下水道へ接続する公共下水道（坂祝町流域関連公共下水道）により処理する区域は、都市計画の用途指定区域を基本として定められており、その全体計画面積は439.6haとなる大事業です。
そのうち約223haを第一期事業として昭和63年度から着工しています。

坂祝町流域関連公共下水道下水道計画

	全体計画	事業計画
計画面積	439.6ha	289.4ha
計画人口	6,200人	5,620人
計画処理水量	3,654m³／日最大	3,368m³／日最大
事業実施予定年度	昭和63年度～平成37年度	昭和63年度～平成32年度

全体計画

計画面積

439.6ha

計画人口

6,200人

計画処理水量

3,654m³／日最

事業実施予定年度

昭和63年度～平成37年度

事業計画

計画面積

289.4ha

計画人口

5,620人

計画処理水量

3,368m³／日最

事業実施予定年度

昭和63年度～平成32年度