イタリア・マラネロ市との国際交流

第2回中学生マラネロホームステイ留学

2017年8月3日

  • 研修期間:平成29年3月25(土)~4月2日(日)の9日間

平成29年3月26日(日)~3月30日(木)までの5日間、坂祝町の中学生7名(引率:大人3名)が、イタリア・マラネロ市において、ホームステイ(4泊)と中学校活動・授業体験(3日間)を行いました。

友好提携後6回目の訪問となる今回は、派遣人員を増員し、第2回目の中学生海外派遣を実現することが出来ました。この事業は、国外の自然、産業、文化、歴史等を学ぶとともに、現地の中学生等との交流を深め、国際理解教育の推進を図ることを目的としています。

この研修では、マラネロ市の同年代の子どものいる家庭に中学生が1名ずつホームステイをし、そこから学校に通いました。

マラネロ市に到着すると、緊張しながらホストファミリーと初対面した後、マラネロ市のファミリーセンターにおいて、評議員、ホストファミリー7家族と顔合わせ会をし、中学生がこれからお世話になるホストファミリーに対し、あいさつをしました。

現地の中学生との交流事業としてE.フェラーリ講堂において、中学生7名が半被に着替え「ソーラン節」を披露し、サンタ・ルチアを合唱しました。それに対し、フェラーリ中学校及びガリレオ・ガリレイ中学校の生徒からは、歌や楽器の演奏での歓迎をしていただきました。とても有意義な交流会でした。

たくさん持参した半被や鳴子も交流の証としてプレゼントしてきました。

学校生活では、現地の生徒とともに数学、歴史、体育及び調理実習などの授業を受けました。学校体験は3日間と短い時間でしたが、お互いを尊重しあい、交流を深めながら、すばらしい体験ができました。

マラネロ市滞在中は、学校体験活動のほか、4つの交流事業もありました。
一つ目はホームパーティです。一つのホームステイ先にみんなが集まって、ホームパーティを行い、たくさんの料理を振る舞っていただきました。また、卓球、サッカーなどのスポーツでの交流もしました。言葉は通じなくても心は通じることを、スポーツをとおして学びました。

二つ目は、折り紙教室です。日本の伝統文化である折り紙をマラネロの子たちに教えながら、私たちも折り紙を学んできました。

三つ目は、マラネロ市長との会談です。市長や多くの関係者の皆様が坂祝町からの派遣団を歓迎してくださいました。
ここで坂祝町長からの親書を団長からマラネロ市長に手渡し、今後の交流継続と坂祝町へのマラネロ市の中学生派遣についてもお願いをしてきました。

四つ目は、食の文化交流です。日本からは柿の種やこんぶ、お茶など、マラネロ市からはケーキや紅茶など互いの国のお菓子などを持ち寄り、食べ比べをしました。日本から持参したお菓子のうち、柿の種のわさび味が人気でした。

また、マラネロ市の文化・産業も見学してきました。バルサミコ酢醸造所、チーズ製造所、国立フェラーリ工業専門学校、フェラーリ博物館を訪れました。

マラネロ市での研修を終え、中学生は、「マラネロにもう一度行きたい」と言うほど、すばらしい体験ができました。
今後も、将来を担う子どもたちが互いに行き来できるよう、マラネロ市との交流を継続していきます。