イタリア・マラネロ市との国際交流

中学生がホームステイ及び学校体験

2015年4月20日

  • 研修期間:平成27年3月27日(金)〜4月4日(土)の9日間

平成27年3月28日(土)〜4月1日(水)までの5日間、坂祝中学校生徒4名(引率:大人3名)が、イタリア・マラネロ市において、ホームステイ(4泊)と中学校活動・授業体験(2日間)を行いました。
友好提携後4回目の訪問となる今回は、坂祝町としては初の試みとして、中学生の海外派遣を計画しました。国外の自然、産業、文化、歴史等を学ぶとともに、現地の中学生等との交流を深め、国際理解教育の推進を図ることを目的としています。

この研修では、中学生が1名ずつマラネロ市の同年代の子どものいる家庭にホームステイをし、そこから学校に通いました。
マラネロ市に到着すると、緊張しながらホストファミリーと初対面。その後、市役所内の議場において、評議員、市役所職員、ホストファミリー4家族と顔合わせ会をし、中学生がこれからお世話になるホストファミリーに対し、あいさつをしました。

35

現地中学生との交流事業としてE.フェラーリ講堂において、中学生4名が浴衣に着替え「坂祝音頭」を披露し坂祝町の魅力を伝えました。それに対し、フェ ラーリ中学校及びガリレオ・ガリレイ中学校の生徒からは、歌や楽器の演奏での歓迎をしていただきました。大変盛り上がり、舞台上で坂祝音頭を踊りたがる生 徒がたくさんいました。
質問タイムでは、坂祝町とマラネロ市の学校の違いなどについて意見交換をしました。

38

学校生活では、実際に音楽、体育の授業や調理実習に参加ししたり、サイエンスの授業ではバルサミコ酢や紙の作り方などを現地の生徒とともに学びました。学 校体験は2日間と短い時間でしたが、中学生同士がお互いを尊重しあい、交流を深めながら、すばらしい体験をさせてもらいました。

37

マラネロ市滞在中は、学校活動体験のほか、国立フェラーリ工業専門学校、フェラーリ博物館、フェラーリ専用修理工場などの自動車産業、ニラノ噴泥などを見学させていただきました。
また、マラネロ市滞在中、マラネロ市長に待望の第1子が誕生しました。
そのため、残念ながら市長にお会いすることはできませんでしたが、副市長や多くの関係者の皆様が坂祝町からの派遣団を歓迎してくださいました。
ここで坂祝町長からマラネロ市長への親書を副市長に手渡しました。

39

また、休日に参加したマラネロ祭の場で、偶然、前市長のルチア・ブルーシさんにお会いし、「私たちが手掛けてきたことが、どんどん実現していることにうれしく思います」と話されました。

マラネロ市での研修を終え、出発する時には、中学生たちが「またマラネロの学校に行きたい、友達に会いたい」と言うほどマラネロ市との別れを惜しんでいました。とても素晴らしい体験ができました。

40

これを機に教育交流が活発化し、お互いの文化、歴史など良いところを取り入れながら、互いに行き来できるようになるなど、ますます交流が盛んになれば成功ですね。